特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
器具管理編
在宅における胃瘻管理
細尾 真奈美
1
,
上林 孝豊
1
,
高木 幸夫
2
1京都民医連あすかい病院
2ファミリークリニック仁和診療所
キーワード:
胃瘻交換
,
スカイブルー法
,
バンパー埋没症候群
,
事故抜去
,
半固形化栄養剤
Keyword:
胃瘻交換
,
スカイブルー法
,
バンパー埋没症候群
,
事故抜去
,
半固形化栄養剤
pp.530-534
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030530
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Point
◎在宅で胃瘻交換を安全に行うためには,交換後に胃瘻カテーテルが胃内に挿入されているか確認することが重要である.
◎胃瘻周囲の皮膚トラブルとして肉芽形成や感染症があり,それぞれに適切な治療と予防が必要である.
◎胃瘻カテーテルの脱落や事故抜去の際には,迅速な対応が求められ,瘻孔閉鎖のリスクがあるため注意が必要である.
◎栄養剤注入時のトラブル(下痢や逆流)には,注入速度の調整や半固形化栄養剤の導入が有効な対策となる.
◎胃瘻カテーテルのトラブル防止と管理には,患者,家族,訪問看護師,他医療機関との密な連携が重要である.

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