特集 先天性囊胞性肺疾患診療ガイドライン
右肺全摘と同時に胸郭内tissue expander留置を行った1例―肺全摘後症候群および側彎予防目的の胸郭充填法の意義と術式に関する考察―
合田 太郎
1
,
三谷 泰之
1
,
窪田 昭男
1
,
山上 裕機
1
Taro Goda
1
,
Yasuyuki Mitani
1
,
Akio Kubota
1
,
Hiroki Yamaue
1
1和歌山県立医科大学外科学第2講座
pp.186-191
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000047
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はじめに
肺全摘後症候群(post-pneumonectomy syndrome:PPS)は,肺全摘後に死腔となった胸腔に縦隔が回転・偏位することで気管・気管支が大動脈弓や椎体で圧迫進展され,気道狭窄による呼吸障害をきたす病態である。
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