今月の主題 内科医が診るしびれと痛み
内科医が知っておきたい整形外科的疾患の診断のポイント
胸郭出口症候群
西田 淳
1
,
嶋村 正
1
1岩手医科大学医学部整形外科
pp.1310-1312
発行日 2004年8月10日
Published Date 2004/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101038
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
胸郭出口症候群は腕神経叢が絞扼されて,上肢のしびれ,肩凝りなどの症状をきたす疾患である.
なで肩の人に発症しやすく,中年女性に多い.
症状誘発試験による症状の再現性の有無,種々の検査所見の結果などから総合的に診断する.
まず体操療法を行い,効果が不十分な例には装具療法,ブロック療法を追加する.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.