症例
肛門結節性病変が診断契機となったクローン病の1例
竪山 碧生
1
,
森田 翔
1
,
長崎 瑛里
2
,
大竹 直人
1
,
池田 太郎
2
,
新井 杏奈
3
,
橋本 真
2
,
牧田 英士
1
Aoi Tateyama
1
,
Sho Morita
1
,
Eri Nagasaki
2
,
Naoto Otake
1
,
Taro Ikeda
2
,
Anna Arai
3
,
Makoto Hashimoto
2
,
Eishi Makita
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター小児科
2自治医科大学附属さいたま医療センター小児外科
3自治医科大学附属さいたま医療センター病理診断科
pp.1003-1006
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003079
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はじめに
クローン病は消化管全域に病変を認めうる慢性炎症性腸疾患であり,進行により狭窄や穿孔などの重篤な腸管病変をきたすことがある。小児例では成長障害や発育遅延をひき起こすことがあり,実際に小児期にクローン病と診断された患者の85%で成長や発達に関する障害が報告されている1)。また早期治療介入は,ステロイドを使わずに寛解を維持できる患者の割合を有意に増やし,栄養状態の改善にも寄与することが示されている2)。このため,早期診断・治療がきわめて重要である。

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