特集 未来を育む:青少年を支えるスポーツ医学
各論 疾病がある児童のスポーツ
出血性疾患をもつ子どもとスポーツ
野上 恵嗣
1
Keiji Nogami
1
1奈良県立医科大学小児科
pp.59-63
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002832
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はじめに
出血性疾患の代表的疾患である血友病を有する子どもたちの運動やスポーツについては,以前は十分なエビデンスが乏しく,易出血性の特徴から日常生活は可能であっても,スポーツについては学校授業の体育も控えるように対応されてきたこともあった。血友病患児では,筋肉・関節内出血を幼少期からくり返すため,学校管理における出血時および予防対応を,現在も学校側と相談をしながら指導しているのが現状である。一方,時代の変遷で,治療製剤の開発や臨床におけるエビデンスが報告されるようになり,子どもたちのQOL(quality of life)向上に伴い,運動やスポーツにおける対応も変化してきている。

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