特集 症例から学ぶ! 小児臨床超音波
序
浅井 宣美
1
1茨城県立こども病院小児超音波診断・研修センター
pp.iii-iii
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002583
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私は日々,いろいろな先生方や他の画像所見・手術所見から学びながら,小児の超音波検査に専念して27年の月日が経ちました。その中で明らかになったのは「小児臨床超音波」という言葉の大切さです。具体的には,「患者さんの病歴や身体所見を念頭においた上で超音波検査を進める」ということです。診断学としては「画像診断だけから得られる最大限の情報を集める」という考え方が本道かもしれません。しかし,臨床現場で続けてきた私としては,小児臨床超音波を前面に出した実践的かつ包括的なテキストを作ってみたいという思いがありました。そのような時に,多くの小児科医が手に取る小児内科の増刊号特集として「小児超音波」を取り上げたいというお話をいただきました。
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