特集 扁桃—今日の臨床指針
序
pp.751
発行日 1985年10月20日
Published Date 1985/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492210021
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
扁桃は,扁桃腺といわれた腺系の概念から病態のほうは陰窩系にうつり,機能のほうは免疫系として研究され今日に到っている。そのためこれに関連した研究業績は数えきれないほど多い。これら業績のなかでとくに注目されるのは,相対するいろんな事項を捉えるその検索と考察である。
炎症における局所性と全身性,感染における原病巣と二次疾患,常在菌と外来菌とのかかわり合いなどがこれに該当し,免疫では末梢性と中枢性の問題,T,B cellさらにはそのsubpopulationの分布や役割などが該当する。
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.