特集 いまさら聞けない成長のキホン
各論
鑑別すべき疾患 肥満をきたす疾患(原発性肥満と二次性肥満)
山本 幸代
1
YAMAMOTO Yukiyo
1
1産業医科大学医学部医学教育担当教員
pp.1675-1680
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002126
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はじめに
肥満は,遺伝的要因と,環境および生活習慣の相互作用により発症する。肥満の原因が明らかなものを二次性肥満とし,明らかな単一の原因がないものを原発性肥満とする。原発性肥満の発症には食欲,代謝を調節する機構など複数の遺伝的素因に,過食,食事バランスの乱れ,運動不足,睡眠の不足・質の低下,生活リズムの乱れ,ストレスなど,環境要因が複合的に関与している。
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