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特集 小児臨床検査2024
XIII.感染症検査
2.各感染症の検査 3)感染性心内膜炎を疑ったときに必要な検査
Laboratory examination to diagnose infective endocarditis
清水 彰彦
1
Akihiko Shimizu
1
1群馬県立小児医療センター感染症科
キーワード:
感染性心内膜炎
,
Duke-ISCVID criteria
,
血液培養
,
菌血症
Keyword:
感染性心内膜炎
,
Duke-ISCVID criteria
,
血液培養
,
菌血症
pp.556-558
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002006
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1 検査の意義と適応
感染性心内膜炎(infective endocarditis:IE)は,心内膜・心臓弁の感染症であり,持続的な菌血症を起こすことが特徴である。疣贅(vegetation)が形成され,弁破壊・心筋内膿瘍・播種性病変などさまざまな合併症をひき起こしうる。IEは,病歴,身体所見,血液培養,臨床検査,心臓超音波検査などの情報をもとに診断されるが,本稿では,IEを疑った時に必要な検査として,主に血液培養と臨床検査について述べる。
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