特集 酸塩基平衡異常―基本と管理
総論
血液ガスの読み方
藤丸 拓也
1
FUJIMARU Takuya
1
1聖路加国際病院腎臓内科
pp.1032-1037
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001743
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はじめに
血液ガスの読み方は,重炭酸イオン濃度([HCO3-])を中心とするphysiologic method(Boston法)1),base excess(BE)を用いるBE method(Copenhagen法)2),[HCO3-]を用いないphysicochemical method(Stewart法)3)に分けられる。また近年,BE methodとStewart法を融合した簡易Stewart法4)も用いられている。内科学分野ではphysiologic methodが広く用いられているため,本稿ではphysiologic methodを用いた血液ガスの読み方について概説する。
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