特集 小児の渡航医学
各論
基礎疾患をもつ子どもたちとの渡航
内分泌疾患をもつ子ども―海外渡航におけるインスリンと成長ホルモン使用上の注意点
青木 政子
1
,
浦上 達彦
2
AOKI Masako
1
,
URAKAMI Tatsuhiko
2
1日本大学医学部附属板橋病院小児科
2浦上小児内分泌・糖尿病クリニック
pp.1000-1004
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001731
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はじめに
小児における内分泌疾患は多種にわたるが,渡航でとくに問題になるのは,成長ホルモン分泌不全症・SGA(small-for-gestational age)性低身長症をはじめとする成長ホルモンの適応疾患,インスリン自己注射や自己血糖測定が必要な1型糖尿病(一部2型糖尿病)であるので,本稿では主にこの2疾患について扱う。
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