特集 完全把握をめざす小児の心疾患
先天性心疾患(各論)
房室中隔欠損症
北川 篤史
1
,
平田 陽一郎
1
KITAGAWA Atsushi
1
,
HIRATA Yoichiro
1
1北里大学医学部小児科学
pp.531-534
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001600
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疾患概念
心内膜床組織の形成異常により,房室弁および房室中隔の形態異常をきたす疾患を,房室中隔欠損症(atrio ventricular septal defect:AVSD)という。解剖学的には,① 共通房室弁は基本的に5つの弁で構成される,② 心室中隔流入部の欠損により左室流出路が流入路より長い,③ 大動脈が正常心形態の場合より前方に位置するという特徴をもつ。
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