特集 これからの学校医~いろいろな子ども集団との連携
各論
アレルギー・生活習慣指導 宮城県における小児肥満対策マニュアル作成の取り組み
藤原 幾磨
1
FUJIWARA Ikuma
1
1仙台市立病院小児科
pp.389-392
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001565
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はじめに
学校医の役割のなかには「健康診断」と「その事後措置に基づく疾病予防の処置等」とがあり,身長や体重などの成長に関する評価はこの部分に含まれている。平成28(2016)年度より児童生徒の発育の評価に成長曲線が活用されるようになり,学校健康診断による現在の身長,体重の値のみならず,それらの変化について成長曲線を用いた成長速度の評価も行い,必要に応じて専門医への受診を勧奨する流れになっている1)。肥満およびやせについては身長・体重成長曲線および肥満度曲線を用いて評価している。
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