特集 小児科医のキャリア・デザイン~「こども臨床」の魅力を語る
さまざまな活躍の魅力を語る~各論②
筑波大学附属小学校校医の20年間を振り返って
土井 庄三郎
1
DOI Syouzaburou
1
1東京医療保健大学立川看護学部
pp.103-106
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001476
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はじめに
私は1982年に大学を卒業し,母校の東京医科歯科大学小児科医局に入局した。3年間は一般小児科診療を研修し,その後は小児循環器医として大学と関連施設をローテートした。その間に,小児科専門医と小児循環器専門医を取得した。卒後1年目と4年目は大学に在籍したが,ほとんどは大学外の関連施設で勤務していた。久方ぶりに1994年に大学に戻った後は2019年9月までの25年間,海外留学の3年弱を除いて大学に在籍し,臨床,研究と教育に従事してきた。学外においては,日本小児循環器学会と日本肺高血圧・肺循環学会の理事として,種々の学会活動にも従事してきた。米国から帰国して2年半後の2001年4月から2020年3月の20年間,筑波大学附属小学校の内科系学校医を兼任した。私の先輩医師である保崎純郎先生,そして泉田直己先生の後継者として学校医を引き継いだ。
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