特集 日常診療に役立つ小児画像診断のコツ
MRI 中枢神経系(その1) 急性脳症の画像診断
安藤 久美子
1
,
石藏 礼一
1神戸市立医療センター中央市民病院 放射線診断科
キーワード:
MRI
,
鑑別診断
,
てんかん重積状態
,
脳梁
,
急性壊死性脳症
,
急性脳症
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Status Epilepticus
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Corpus Callosum
pp.1446-1450
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022011605
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<Key Points>(1)急性脳症の診断には数日おいてのくり返しのMRI撮影が有用である。(2)拡散強調画像を最優先とする。(3)拡散強調画像(とくに前頭葉)のBTA=AESD、脳梁膨大部の卵円形高信号=MERSである。(4)FLAIR/T2強調画像脳腫脹と視床の高信号=ANEである。(5)脳炎膿瘍、外傷などほかの所見がないかも注目する。
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