Japanese
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特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
E.神経筋疾患
けいれん性てんかん重積状態(けいれん重積状態)
Convulsive status epilepticus
菊池 健二郎
1
Kenjiro Kikuchi
1
1埼玉県立小児医療センター神経科
キーワード:
静脈ルート確保
,
てんかん重積状態
,
脳波モニタリング
,
病院前治療
,
ベンゾジアゼピン系薬剤
Keyword:
静脈ルート確保
,
てんかん重積状態
,
脳波モニタリング
,
病院前治療
,
ベンゾジアゼピン系薬剤
pp.543-547
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001288
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1 疾患概念
本稿を始めるにあたり,用語を整理する。てんかん重積状態(status epilepticus:SE)は,けいれん性(convulsive)と非けいれん性(nonconvulsive)の両方の現象を含んでいる。頻用されているけいれん重積状態は,厳密にはけいれん性SEと同義である。また,SEはてんかん患者におけるてんかん発作が遷延した場合のみならず,熱性けいれん,急性脳炎脳症,脳血管障害,中枢神経感染症などによる急性症候性発作が遷延した場合も含まれる。
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