特集 小児科医ができるアドボカシー活動~こどものこえを社会のこえにするために小児科医ができること~
メディア,コミュニケーション・アドボカシー
新型コロナウイルス感染症と子どものウェルビーイング―コロナ×こども本部の取り組み
山口 有紗
1
YAMAGUCHI Arisa
1
1国立成育医療研究センターこころの診療部
pp.1647-1649
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001158
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
どのような状況にあっても,子どもは等しくその「声」を真剣に聴かれ,社会に影響を与える力のある存在として尊重される権利がある。子どもの権利の基本にはProtection(保護),Provision(与えること),Participation(参画)の3つのPがあるが,社会が大きく変化するときや,子どもの心身の安全が脅かされるときには,周囲の対応がProtectionとProvisionに偏り,Participationがないがしろにされがちだといわれる1)。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.