特集 外来でよく見る子どもの皮膚疾患―臨床写真で覚える!
湿疹・皮膚炎群
接触皮膚炎
杉浦 一充
1
SUGIURA Kazumitsu
1
1藤田医科大学医学部皮膚科学
pp.1265-1268
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000315
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はじめに
接触皮膚炎は小児の日常診療において,頻度の高い皮膚疾患である1)。小児の皮膚は成人と比較してバリア機能が脆弱なため,接触皮膚炎を発症しやすい状態にある。乳児期の接触皮膚炎としては,口周囲の病変やおむつ皮膚炎があり,学童期の接触皮膚炎としては金属,植物などによる病変がみられる。本稿では接触皮膚炎を診察する際に重要なポイントについて概説する。
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