今月の主題 内科医のための皮膚所見の診かた
Common Skin Diseases—内科医の第一選択治療
接触皮膚炎
中村 元信
1
1京都大学医学部皮膚科
pp.582-584
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907423
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●接触皮膚炎は香粧品,装身具,植物,衣類,食物といった日常生活で用いるもののほか,歯科金属,外用剤など治療用のものでも起こり,さらに医療従事者のラテックスアレルギー,建築業者のセメント皮膚炎,農家の農薬皮膚炎など職業性の皮膚炎も含まれる.
●接触皮膚炎の原因物質の決定には貼布試験(パッチテスト)が有用である.
●接触皮膚炎の治療には,ステロイド外用剤の塗布,局所の保護などがあるが,原因物質の決定とその除去が最も重要である.
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