特集 気管支喘息のガイドラインを実臨床に生かす―こんなときどうする?
日常診療にガイドラインをどう生かすか―こんなときどうする?
入院をくり返す乳幼児喘息患者の悪化要因の探索と対応
小山 隆之
1
KOYAMA Takayuki
1
1帝京大学医学部附属病院小児科
pp.764-768
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000164
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はじめに
小児気管支喘息患者の発症のピークは2~3歳で,80~90%が6歳までに発症するが,近年ピークは若年化の傾向がある1)。外来では,乳幼児期に喘鳴を主訴として来院する患者が多く,とくに喘息との鑑別に苦慮する。
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