特集 周産期感染症2026
産科からみた周産期感染症
13.結核
黒瀬 大地
1
,
定月 みゆき
1,2
Taichi Kurose
1
,
Miyuki Sadatsuki
1,2
1国立健康危機管理研究機構国立国際医療センター産婦人科
2医療法人社団レニア会アルテミスウィメンズホスピタル産婦人科
キーワード:
結核
,
母子感染
,
感染対策
Keyword:
結核
,
母子感染
,
感染対策
pp.59-62
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002428
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はじめに
結核は過去の病気と考えられがちだが,依然として臨床上見逃してはならない感染症である。乳児へのBCG接種や健診の拡大により,2021年にようやく低蔓延国の仲間入りをしたものの,未だにわが国では年間約10,000例が発症し,約1,500例が死亡している(図)。妊娠中の結核は頻度が低く,胸部X線やCT検査がためらわれやすいため,診断が遅れることも少なくない。まずは疑う姿勢をもち見逃しを防ぐとともに,適切な感染対策を講じることが重要である。

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