特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅰ.超音波診断 A.頭部
頭部超音波検査の基本
池田 智文
1
IKEDA Toshifumi
1
1青森県立中央病院新生児科
キーワード:
頭部超音波検査
,
大泉門
,
前大脳動脈
,
内大脳静脈
Keyword:
頭部超音波検査
,
大泉門
,
前大脳動脈
,
内大脳静脈
pp.282-286
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001861
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はじめに
脳の画像診断は主にMRIにて行うことが多いが,新生児では頭部超音波検査にて大泉門などの頭蓋骨の隙間からプローブをあてることにより画像診断が可能となる。児の検査室への移動や鎮静などが必要なく,非侵襲的にベッドサイドで繰り返し検査することが可能であることから新生児の頭部画像診断において広く用いられている。臨床現場ではまず,超音波検査を行い,必要に応じてMRIを行う流れが多いと思われる。頭部超音波検査では脳の大まかな解剖学的構造,出血,脳室の大きさなどの評価に加えて,脳血流を評価する場合に用いられることが多い。
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