特集 周産期の画像診断 第3版
画像診断の基礎
3次元超音波の基礎と使い方のコツ
加地 剛
1
KAJI Takashi
1
1徳島大学病院産科婦人科
キーワード:
3D
,
4D
,
胎児
,
産婦人科
Keyword:
3D
,
4D
,
胎児
,
産婦人科
pp.16-21
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001807
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3次元超音波
3次元(3D:three-dimensional)超音波の進歩は著しく,産科診療において広く用いられるようになってきている。3D超音波はボリュームデータを取得し画像処理することで,立体的な表示や任意断面の表示を行う。2次元である超音波断層法(two-dimensional:2D)に比較し,立体的構造がより明瞭かつ詳細に描出される。その一方で,ボリュームデータの取得から画像処理と行程が多いため,より有効かつ適切に行うには3D超音波の基礎的な知識が必要となる。なお3D超音波の開発,発展にはわが国の馬場の寄与が大きく,本稿でも広く引用させていただいている1~3)。
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