増刊号 周産期診療のための病態生理
[新生児編]
水電解質・腎
なぜ早産児は出生後の尿中ナトリウム排泄量が多いのか
大友 義之
1
,
寒竹 正人
2
OHTOMO Yoshiyuki
1
,
KANTAKE Masato
2
1順天堂大学医学部附属練馬病院小児科
2順天堂大学医学部附属練馬病院新生児科
キーワード:
低ナトリウム血症
,
早期発症低ナトリウム血症
,
晩期発症低ナトリウム血症
,
晩期循環不全
Keyword:
低ナトリウム血症
,
早期発症低ナトリウム血症
,
晩期発症低ナトリウム血症
,
晩期循環不全
pp.475-478
発行日 2023年12月28日
Published Date 2023/12/28
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001346
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
低Na血症の基本病因,発症機序,解剖学的背景
新生児,特にハイリスク児の管理において,水分,電解質管理は非常に重要である。その一つであるナトリウム(Na)は,細胞外液,血清中の主要な電解質であり,総Na量が細胞外液量を決定しており,腎臓でのNaコントロールが,体内の容量減少あるいは容量負荷時におけるNa維持に決定的役割を果たしている。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.