増刊号 周産期診療のための病態生理
[産科編]
胎児の発達と先天性疾患
心臓の発達と心奇形の病態生理はどこまでわかっているか
山本 祐華
1
YAMAMOTO Yuka
1
1順天堂大学医学部産婦人科
キーワード:
先天性心疾患
,
HLHS
,
critical AS
,
CoA
Keyword:
先天性心疾患
,
HLHS
,
critical AS
,
CoA
pp.136-139
発行日 2023年12月28日
Published Date 2023/12/28
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001258
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胎児の形態学的な発生は妊娠8~9週にほぼ確立し,心室中隔や円錐動脈幹から発生する大動脈や肺動脈,肺静脈といった基本的な構造の異常はその段階で決定する。しかし,胎児の発育や成熟に合わせて変化する循環動態は胎児の心形態にも影響を及ぼすといわれている。
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