特集 今,改めて考える,流産,死産,新生児死亡
各論
流産,死産,新生児死亡に立ち会うスタッフのケア
稲森 絵美子
1
INAMORI Emiko
1
1東京医科大学病院小児科・思春期科 臨床心理士
pp.820-823
発行日 2023年5月10日
Published Date 2023/5/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000936
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はじめに
周産期は,いのちの始まりの現場である。そこで私たちは,新しいいのちの誕生,そして親子,家族の新たな関係性の始まりに立ち会い,そのプロセスをサポートすべく,それぞれの専門性を働かせる。そして,周産期医療はいのちの終わりに向き合う現場でもある。そこで私たちは,自分の内側で揺れる思いや感情を経験しながら,死にゆく赤ちゃんのいのちの時間をともにし,思いがけない出来事に衝撃を受けている家族を支えていく。
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