特集 死産・流産のケア
「SIDS家族の会」は死産・流産した方のサポートにも取り組んでいます
福井 ステファニー
1
1SIDS家族の会
pp.718-721
発行日 2002年9月25日
Published Date 2002/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903491
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はじめに
私の最初の子供でただひとりの娘は,1986年,シカゴの病院で出生時に死亡しました。大切な娘を失った悲しみと空虚感はとてもはかり知れないもので,その翌年日本へ移り住んだとき,サポートグループの発足へと私の気持を駆り立てることになりました。
当初そのサポートグループは外国人を対象としていましたが,1993年,私たちは,SIDS(乳幼児突然死症候群)の問題の専門家・仁志田博司博士のご援助のもと,日本SIDS家族の会(SIDS Family Association Japan)を発足させることができました。これは,現在全国的な組織へと発展しています。本稿では,私たちのグループの構成と活動内容をご紹介したいと思います。
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