特集 今,改めて考える,流産,死産,新生児死亡
各論
出生前診断をされた児の看取り―最期まで生きるを支えるための支援について考える
余谷 暢之
1
YOTANI Nobuyuki
1
1国立成育医療研究センター総合診療部緩和ケア科
pp.797-801
発行日 2023年5月10日
Published Date 2023/5/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000930
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はじめに
技術の進歩とともに胎児診断の精度は上がり,現在,妊娠中,出産時,小児期に死亡する可能性のある先天性疾患や先天奇形の多くが胎児期に診断されるようになった。生命を脅かす可能性のある疾患が出生前に診断された場合,家族への負担ははかり知れない。それにもかかわらず,こういった状況下の子ども・家族に十分な支援が届けられていない実態がある。
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