増刊号 191の疑問に答える周産期の栄養
新生児・乳児の栄養
7.合併症をもった児の栄養管理
12)胃食道逆流の管理
西澤 拓哉
1
,
羽鳥 麗子
1
Nishizawa Takuya
1
,
Hatori Reiko
1
1群馬大学大学院医学系研究科小児科分野
キーワード:
乳児
,
低出生体重児
,
食道pHモニタリング
,
増粘ミルク
,
十二指腸チューブ
Keyword:
乳児
,
低出生体重児
,
食道pHモニタリング
,
増粘ミルク
,
十二指腸チューブ
pp.705-710
発行日 2022年11月18日
Published Date 2022/11/18
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000676
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はじめに
胃食道逆流は,乳児では哺乳後の嘔吐や溢乳としてよくみられる生理的現象である。健常児では成長とともに症状の自然軽快,消失が期待される一方,早期産児や低出生体重児では高率に胃食道逆流症の合併を認め,嘔吐以外に無呼吸発作や酸素飽和度の低下,徐脈など,呼吸・循環動態に影響し,症状が重篤な場合には全身管理が必要なこともある。
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