増刊号 191の疑問に答える周産期の栄養
母体の栄養
1.母体栄養の基礎
9)女性の妊娠中の栄養評価
衛藤 英理子
1
,
増山 寿
2
Eto Eriko
1
,
Masuyama Hisashi
2
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科周産期医療学講座
2岡山大学学術研究院医歯薬学域産科・婦人科学
キーワード:
栄養摂取量
,
エネルギー必要量
,
至適体重増加量
,
周産期合併症
,
胎児発育
Keyword:
栄養摂取量
,
エネルギー必要量
,
至適体重増加量
,
周産期合併症
,
胎児発育
pp.258-260
発行日 2022年11月18日
Published Date 2022/11/18
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000519
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
はじめに
妊婦の健康と胎児の適正な発育のためには,妊娠前から産褥期にかけて「日本人の食事摂取基準」を満たす食生活が望ましい。しかしながら我が国の女性の食習慣にはさまざまな問題があり,出生児のその後の栄養状態にも影響することがわかってきている。妊娠中には悪阻という妊婦特有の時期や,周産期合併症ごとに母体と胎児の双方を考慮した栄養管理が必要である。本稿では日本人女性の食の現状と妊娠中から産褥期にかけての栄養評価について解説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.