特集 見て,聞いて,触って,五感で診る新生児の異常とその対応
腹壁の異常
岩渕 瀬怜奈
1
,
大片 祐一
1
,
亀岡 泰幸
1
,
吉村 翔平
1
,
渡部 彩
1
,
冨岡 雄一郎
1
,
鮫島 由友
1
,
尾藤 祐子
1
IWABUCHI Serena
1
,
OKATA Yuichi
1
,
KAMEOKA Yasuyuki
1
,
YOSHIMURA Syohei
1
,
WATANABE Aya
1
,
TOMIOKA Yuichiro
1
,
SAMEJIMA Yoshitomo
1
,
BITOH Yuko
1
1神戸大学大学院医学研究科外科学講座小児外科学分野
pp.1394-1398
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000358
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はじめに
新生児期の先天的な腹壁の異常をきたす主な疾患には,臍ヘルニア・尿膜管遺残・臍腸管遺残・臍帯ヘルニア・腹壁破裂などがあり,きわめてまれな疾患としては総排泄腔外反症・膀胱外反症などが挙げられる。これらの疾患の診察のポイントは「外観の詳細な観察と合併奇形の有無の確認」である。本稿では臍帯ヘルニアと腹壁破裂を中心に概説する。
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