特集 難聴の疑問に答える
【難聴の外科的治療と新規治療の可能性】
人工内耳リハビリテーションとは?
椎名 和弘
1
Kazuhiro Shiina
1
1秋田大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
人工内耳
,
リハビリテーション
,
マッピング
Keyword:
人工内耳
,
リハビリテーション
,
マッピング
pp.1191-1193
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002334
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はじめに
人工内耳は,補聴器の装用効果が得られないような高度以上の難聴に対する人工聴覚器として最も普及している装置である。人工内耳の装用には手術が必要になるわけだが,手術を行って機器を装着すればすぐに健聴者のようにどんな場面でも聞こえるようになる,というわけではもちろんない。このようなことを理解し,人工内耳を通じたよりよい聞こえを獲得していくために,人工内耳を通じて入ってくる電気刺激の情報を,脳が「意味のある音や言葉」として再構築していくプロセスであるリハビリテーションが最も重要となるのである。本稿では,当院で行っている成人の人工内耳リハビリテーションを紹介しながら,人工内耳リハビリテーションとは何かについて説明する。

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