特集 難聴の疑問に答える
【難聴疾患とその治療】
一側性難聴にはどのような種類があるか? その治療法は?
鴫原 俊太郎
1
Shuntaro Shigihara
1
1西東京中央総合病院耳鼻咽喉科
キーワード:
一側性難聴
,
人工内耳
,
CROS補聴器
Keyword:
一側性難聴
,
人工内耳
,
CROS補聴器
pp.1132-1135
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002318
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はじめに
一側性難聴の原因は先天性では胎生期の感染,奇形があり,後天性では急性感音難聴,外傷,感染,腫瘍性疾患が挙げられる。伝音難聴,混合性難聴,急性感音難聴は治療介入が可能であるが,一側性慢性感音難聴は薬剤による治療は困難であるうえ,一般に考えられているより障害度が高い。先天的一側難聴は幼児期ではその障害は気づかれにくいが,年代が上がるにつれ聴取困難場面がみられるようになり,情報が高度・複雑化する社会人になると障害が顕在化する1)。このため補聴など聴覚補償機器の適切な使用と生活指導を中心とした積極的対応が必要となる。

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