特集 口腔咽頭診療の論点─多領域のスペシャリストにきく─
【安全な摂食嚥下を目指す治療選択】
誤嚥防止術の適応
髙島 寿美恵
1
Sumie Takashima
1
1長崎大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
誤嚥防止術
,
誤嚥性肺炎
Keyword:
誤嚥防止術
,
誤嚥性肺炎
pp.192-195
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002001
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はじめに
誤嚥防止術は,喉頭を閉鎖あるいは摘出し,咽頭と気道を完全に分離することで誤嚥を防止する手術である(図1)。これにより,唾液や食物残渣の喉頭への流入が消失し,誤嚥性肺炎の回避のみならず,痰吸引回数の減少による患者の苦痛軽減が期待できる。さらに,気管と皮膚を縫合して永久気管孔を形成するため,人工呼吸器を装着しない症例ではカニューレフリーが可能となり,既に気管切開を施行されている患者ではカニューレによる違和感の軽減にも寄与する。

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