連載 診療つれづれ
難聴の患者さんとのふれあい
枝松 秀雄
1
Hideo Edamatsu
1
1耳鼻咽喉科青藍クリニック
キーワード:
患者
,
難聴
,
人工内耳
,
耳硬化症
Keyword:
患者
,
難聴
,
人工内耳
,
耳硬化症
pp.1628-1630
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001927
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はじめに
私は昭和52年に東京医科歯科大学で研修医を開始してから東邦大学での教室責任者を終えるまで,難聴の患者さんの手術診療を中心に40年過ごしてきました。現在は手術から離れて耳鼻咽喉科クリニックを始めて9年経過しました。
耳鼻咽喉科医として日々対応する患者さんは,耳と限らず鼻も咽喉頭もすぐ症状をとって欲しいと来院します。毎日のように通院してこられる患者さんとの触れ合いも大事で医療者としての生き甲斐も責任も感じています。そのような日常診療の中で昔からの経験が役立ちそうな時があります。その中から記憶に残っている2つの症例を紹介します。

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