特集 花粉症の疑問に答える
【診断・検査】
皮膚テストの手技と解釈は?
川島 佳代子
1
Kayoko Kawashima
1
1大阪はびきの医療センター耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
アレルギー性鼻炎
,
皮膚テスト
,
プリックテスト
,
prick-to-prick test
Keyword:
アレルギー性鼻炎
,
皮膚テスト
,
プリックテスト
,
prick-to-prick test
pp.1096-1100
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001768
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はじめに
アレルギー性鼻炎はⅠ型アレルギーである。アレルゲンによって症状が引き起こされるため,原因となるアレルゲンを知ることは重要である。「鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版」1)では,典型的な症状・所見から臨床的にアレルギー性鼻炎と判断できない場合や治療効果が不十分な例,アレルゲン免疫療法を希望する例では,皮膚テストや血清特異的IgE抗体検査によって病因アレルゲンの有無を確認することが推奨されている(図1)。

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