連載 症例をどうみるか
集学的治療が奏効した悪性ラブドイド腫瘍の症例
永久 泰斉
1
,
岡田 隆平
2
,
大西 威一郎
3
,
朝蔭 孝宏
2
Taisei Nagahisa
1
,
Ryuhei Okada
2
,
Iichiroh Onishi
3
,
Takahiro Asakage
2
1東京科学大学耳鼻咽喉科
2東京科学大学頭頸部外科
3東京科学大学病院病理部
キーワード:
悪性ラブドイド腫瘍
,
小児腫瘍
,
頭頸部悪性腫瘍
Keyword:
悪性ラブドイド腫瘍
,
小児腫瘍
,
頭頸部悪性腫瘍
pp.251-255
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001488
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はじめに
悪性ラブドイド腫瘍は進行が速く転移をきたしやすいため,予後不良な疾患である。一方で希少がんであるために標準治療が確立されていないのが現状である。今回,化学療法,手術,放射線治療を用いた集学的治療を行い,3年間再発・転移なく経過している小児悪性ラブドイド腫瘍症例を経験したので報告する。
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