特集 てこずった症例・難治症例にどう対応するか
喉頭気管食道領域
気道管理にてこずった再発性多発軟骨炎の1例
宇野 光祐
1
,
西 純平
1
,
山﨑 直弥
1
Kosuke Uno
1
,
Junpei Nishi
1
,
Naoya Yamazaki
1
1防衛医科大学校耳鼻咽喉科
キーワード:
再発性多発軟骨炎
,
気管切開
,
気道狭窄
Keyword:
再発性多発軟骨炎
,
気管切開
,
気道狭窄
pp.1101-1104
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001260
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はじめに
再発性多発軟骨炎(relapsing polychondritis,以下RP)は,全身の軟骨組織特異的に慢性かつ再発性の炎症をきたす疾患で,原因不明で稀な難治性疾患とされている1)。われわれはRPの気管軟骨炎による気道狭窄に対し,気管切開直後から気道管理に“てこずった”1例を経験した。本稿では,それ踏まえ,どう対応すべきだったかを述べていきたい。
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