特集 てこずった症例・難治症例にどう対応するか
耳領域
前庭神経炎から移行した持続性知覚性姿勢誘発めまい症例
岡 峰子
1
,
藤本 千里
1
Mineko Oka
1
,
Chisato Fujimoto
1
1東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科頭頸部外科
キーワード:
慢性めまい
,
持続性知覚性姿勢誘発めまい
,
前庭神経炎
Keyword:
慢性めまい
,
持続性知覚性姿勢誘発めまい
,
前庭神経炎
pp.987-990
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001232
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はじめに
めまい診療において,急性めまいを引き起こした後に慢性的なふらつきを訴える患者に出会うことがある。慢性めまいの罹病期間は数年以上に渡ることがあり,また丁寧な問診を欠くと診断までに時間を要することとなり,患者のADLを大きく下げる要因となりうる。
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