特集 耳鼻咽喉科領域のセラピストとエンジニア―ST,OT,PT,CE,MT―
耳鼻咽喉科と各医療専門職
言語聴覚士 小児聴覚障害
小渕 千絵
1
,
笹目 友香
2
,
山本 弥生
2
Chie Obuchi
1
,
Yuka Sasame
2
,
Yayoi Yamamoto
2
1筑波大学人間系
2国際医療福祉大学成田保健医療学部
キーワード:
言語聴覚士
,
小児
,
難聴
,
連携
Keyword:
言語聴覚士
,
小児
,
難聴
,
連携
pp.604-606
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001099
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
難聴児を取り巻く現状と多職種連携
両側性の難聴を有する子どもは,約0.1%の子どもにみられ,近年では新生児聴覚スクリーニングにより早期診断が行われるようになった。難聴は,聴覚機能と言語発達への直接的な影響だけでなく,コミュニケーション,行動,心理,社会など,幅広く影響を及ぼす。このため,難聴児の支援においては,影響が拡大する前の早期からの介入と,長期的な視点を持った支援プログラムの構築が必要となる。その際には,難聴児に関わる医師,言語聴覚士,認定補聴器技能者,教師,心理職など多くの専門職が情報交換を行うことで,子どもに必要なより良い支援を提供することができると考える。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.