特集 副鼻腔炎診療は変わったか?
副鼻腔炎治療の変遷
手術療法
藤井 博則
1
,
御厨 剛史
2
Hironori Fujii
1
,
Takefumi Mikuriya
2
1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学
2天神会古賀病院21耳鼻咽喉科
キーワード:
副鼻腔炎
,
内視鏡下鼻副鼻腔手術
,
ナビゲーション
,
手術支援機器
Keyword:
副鼻腔炎
,
内視鏡下鼻副鼻腔手術
,
ナビゲーション
,
手術支援機器
pp.147-152
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000460
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はじめに
副鼻腔炎の治療では,保存的治療に抵抗性の場合や,眼窩や頭蓋内合併症が出現した症例では手術療法が選択される1)。現在,手術療法は内視鏡による方法が主であり,外切開や歯齦切開が行われることは稀となった。内視鏡下鼻副鼻腔手術(endoscopic sinus surgery:以下ESS)は術式や器具の進歩のおかげで,従来に比べ安全に処理できる範囲が広がってきている。本稿では手術治療の変遷について述べる。
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