特集 コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科診療
パンデミックにおける耳鼻咽喉科医の役割
耳鼻咽喉科の臨床現場における新たな感染対策―COVID-19の経験を経て―
野上 兼一郎
1,2
Kenichiro Nogami
1,2
1日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会地域医療委員会理事
2野上耳鼻咽喉科医院
キーワード:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
感染対策
,
withコロナ
Keyword:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
感染対策
,
withコロナ
pp.34-36
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000428
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2020年1月16日に国内最初の患者が報告され,2月1日に指定感染症に指定され,25日には感染拡大防止対策に重点を置いた政府の基本方針が示された。厚労省,各団体,学会等からCOVID-19に関する診療ガイドラインや手引きが次々に公開された。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会,日本臨床耳鼻咽喉科医会からも耳鼻咽喉科診療における各種のガイドラインが公開され,診療現場で活用されてきた。COVID-19の出現により耳鼻咽喉科外来診療所の感染対策は大きな変更を余儀なくされ,現在に至っている。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.