連載 症例をどうみるか
内頸動静脈の露出を伴う先天性真珠腫症例に対する耳後部切開併用内視鏡下摘出術
西山 崇経
1
,
大石 直樹
1
,
若林 毅
1
,
北間 翼
1
,
細谷 誠
1
,
小澤 宏之
1
Takanori Nishiyama
1
,
Naoki Oishi
1
,
Takeshi Wakabayashi
1
,
Tsubasa Kitama
1
,
Makoto Hosoya
1
,
Hiroyuki Ozawa
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
鼓室形成術
,
耳科手術
,
低侵襲
Keyword:
鼓室形成術
,
耳科手術
,
低侵襲
pp.1403-1406
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000355
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はじめに
先天性真珠腫は,稀に自然消退する症例も存在するが,治療には外科的手術が必要である。摘出方法は病変の局在と進展度によるものの,近年では内視鏡下の摘出術の有用性が報告されている1)。今回われわれは,前下方に進展し,内頸動静脈の露出を伴う先天性真珠腫に対して,耳後部切開を併用した内視鏡下摘出術を行ったため報告する。
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