特集 メニエール病とその周辺疾患
メニエール病関連疾患の最新知見
急性低音障害型感音難聴
金城 伸祐
1
,
佐藤 宏昭
1
Shinsuke Kaneshiro
1
,
Hiroaki Sato
1
1岩手医科大学耳鼻咽喉科学
キーワード:
急性低音障害型感音難聴
,
内リンパ水腫
,
感音難聴
Keyword:
急性低音障害型感音難聴
,
内リンパ水腫
,
感音難聴
pp.1327-1330
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000338
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はじめに
急性低音障害型感音難聴は,急性あるいは突発性に蝸牛症状(耳閉塞感,耳鳴,難聴など)が発症し,障害が低音域に限定された感音難聴を呈する疾患である。発症頻度は人口10万人あたり40~60人と突発性難聴やメニエール病よりも頻度が高く,急性感音難聴をきたす疾患のなかで最も多い1)。
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