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特集① 突発性難聴とその周辺疾患
急性低音障害型感音難聴
Acute low-tone sensorineural hearing loss
野口 佳裕
1
Yoshihiro Noguchi
1
1東京医科歯科大学医学部耳鼻咽喉科
pp.580-586
発行日 2015年7月20日
Published Date 2015/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200679
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POINT
●急性低音障害型感音難聴は,最も頻度の高い急性の感音難聴である。
●2012年の診断基準(案)では,高音域3周波数の聴力レベルが低下していても健側と同程度のものは準確実例として定められた。
●原因は不明とされるが,病態の1つとして内リンパ水腫が想定されている。
●難聴不変例,反復例,再発例,悪化例,メニエール病への移行例が存在し,本疾患の長期的予後は必ずしも良好ではない。
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