増刊号 臨床ですぐ役立つ! 診療ガイドライン・手引き・指針のポイント解説
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域
2.内耳疾患
急性感音難聴
吉田 忠雄
1
1名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学講座耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
急性感音難聴
,
突発性難聴
,
急性低音障害型感音難聴
,
騒音性難聴
,
ステロイド
Keyword:
急性感音難聴
,
突発性難聴
,
急性低音障害型感音難聴
,
騒音性難聴
,
ステロイド
pp.30-33
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970050030
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POINT
◆『急性感音難聴診療の手引き2018年版』では突発性難聴,急性低音障害型感音難聴,外リンパ瘻,ムンプス難聴,音響外傷などの急性感音難聴について解説されている。
◆『Clinical Practice Guideline:Sudden Hearing Loss(Update)』では,突発性難聴の検査,診断,治療の具体的なエビデンスを示し,無駄がなくばらつきの少ない診療を目指して作成されたものである。
◆本邦の突発性難聴の診断基準は米国や国際的な基準と同様のものである。
◆治療についてはステロイドが基本である。サルベージ治療としてステロイド鼓室内投与が行われている。

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