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難聴と補聴器装用
野原 秀明
1
1草間クリニック 耳鼻咽喉科
キーワード:
新生児スクリーニング
,
難聴
,
難聴-老人性
,
補聴器
,
臨床検査技師
,
先天性疾患
,
専門職の役割
Keyword:
Medical Laboratory Personnel
,
Neonatal Screening
,
Presbycusis
,
Hearing Aids
,
Professional Role
,
Hearing Loss
pp.942-948
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023283584
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<Essence>●加齢によって難聴が徐々に進行する両側性感音難聴を老人性難聴という.●難聴を改善できる方法の一つは補聴器の装用である.しかし,わが国における補聴器の普及率は諸外国に比べると低い.●新生児聴覚スクリーニングは,新生児マススクリーニングのような全例検査が望ましい.検査費用は原則として自己負担であるが,自治体によっては助成金が交付される場合があるので確認が必要である.●難聴は日常生活や社会活動に支障をきたすばかりか,うつ病や認知症の発症リスクを高める.高齢化が進むわが国では,耳鼻咽喉科による補聴器診療が重要である.
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