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特集 SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の基礎から臨床まで
SGLT2阻害薬
SGLT2分子の生理機能
Physiological functions of SGLT2
金井 好克
1,2
KANAI Yoshikatsu
1,2
1藤田医科大学BNCT研究センター
2大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)疾患代謝シグナル制御学
キーワード:
SGLT2
,
腎糖再吸収
,
尿細管−糸球体フィードバック
,
エネルギー恒常性
,
栄養感知
Keyword:
SGLT2
,
腎糖再吸収
,
尿細管−糸球体フィードバック
,
エネルギー恒常性
,
栄養感知
pp.263-269
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002563
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はじめに
Na+/グルコース共輸送体2(sodium/glucose cotransporter 2:SGLT2,遺伝子名SLC5A2)は,腎近位尿細管管腔膜に発現し,糸球体で濾過されたグルコースをNa+の電気化学的勾配を駆動力として再吸収するトランスポーターである1, 2)。正常ではグルコースのほぼすべてが近位尿細管で再吸収され,その約90%をSGLT2,残る約10 %を下流のSGLT1が担う1, 2)。SGLT1の同定3)に続き,筆者らは1994年にSGLT2を同定し,近位曲尿細管の低親和性・高容量グルコース輸送系の分子実体であることを示した1)。その後,家族性腎性糖尿の遺伝学的解析とSGLT2欠損マウスの解析により,その生理的役割が確立された2, 4)。

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