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特集 AIことはじめ
総論:人工知能とは?
知っておくべき機械学習のアルゴリズム
General knowledge of machine learning algorithms
濱田 浩幸
1,2
,
野里 蒼天
1
,
田代 康介
1
,
友 雅司
2,3
,
金 成泰
2,4,5
,
山下 明泰
2,6
HAMADA Hiroyuki
1,2
,
NOZATO Soma
1
,
TASHIRO Kosuke
1
,
TOMO Tadashi
2,3
,
KIM Sung-Teh
2,4,5
,
YAMASHITA Akihiro C.
2,6
1九州大学大学院農学研究院
2日本腎・血液浄化AI学会
3大分大学医学部臨床医工学センター
4社会医療法人川島会川島病院
5クラインシュタイン医工学パースペクティブ
6法政大学生命科学部環境応用化学科
キーワード:
決定木
,
ランダムフォレスト
,
サポートベクトルマシン
,
ニューラルネットワーク
Keyword:
決定木
,
ランダムフォレスト
,
サポートベクトルマシン
,
ニューラルネットワーク
pp.535-539
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001495
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はじめに
Artificial intelligence(AI:人工知能)という用語は,John McCarthyらが1956年夏に開催したダートマス会議の提案書に初出した1)。その会議において,「計算機に人間らしさを求めるAI実現への大きな課題5つ」が提言され,その1つに「コンピュータが自己の能力を改善する学習法を開発すること」が含まれた。この課題は,今日,機械学習(machine learning)と呼ばれ,世界規模で研究開発が推進されている。これまでに,データの分類や回帰に資する多種多様な機械学習の手法(アルゴリズム)が構築された。それらの多くは,① 着目している現象や問題にかかわるデータを多量に集め,② そのデータをもとにあらかじめ準備されている計算方法や処理方法を現象や問題に適合させ(教師あり学習),③ 適合させた計算方法や処理方法の汎用性を評価し,④ 社会実装を実現する,という手続きを採用している。本稿では,データの二値分類に焦点を絞り,上記の手続きに沿って,利用頻度の高いアルゴリズムを解説したい。
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