巻頭言
2028年の透析療法に向けて―その後
菅野 義彦
1
1東京医科大学腎臓内科学分野
pp.517-518
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001292
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このたび,竜崎崇和先生の後任として編集委員に加わりました。腎臓内科の領域に入って30年を超えましたが,本誌の編集委員は憧れのポジションの1つでした。自分の若い時には,昨今のようにわかりやすいウェブサイトや動画はおろか,和書,和雑誌も数少なく,医局ではKidney InternationalやAmerican Journal of Physiology,はてはNature,Scienceを読むように指導されたものの,自分の知識とトップジャーナルの差を埋めるのは本当に大変でした。そのなかで本誌では,テーマの歴史的推移から最新の情報まで広く解説されており,自分の研究テーマに関連する特集はコピーして大切にしていました。学会誌も続々オンライン化するなかで,今後は冊子体の雑誌がどんな役割を果たしていくのか,そうしたことも考えながら,大切な「腎と透析」がより多くの方の学修に役立つよう,お手伝いをしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
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